工工四エディターを着想したのは、東京で暮らしていた頃のこと。
中野にある沖縄居酒屋「あしびなー」に通ううちに、マスターの吉春さんから三線を習い始めました。
少し弾けるようになって新しい曲を練習しようとしたのですが、工工四を見てもうまく弾けない。
弾けないというか、実際の曲のニュアンスがいまいちピンとこない感じでした。
その時に「工工四を入力したら音が再生されて、正しく演奏してくれるアプリがあれば
知らない曲でも練習できるのにな」となんとなく考えていたのが始まりです。
沖縄に戻り、2008年頃から初代工工四エディターの開発を(今は亡き)Flashでスタート。
2011年頃にようやく「少しは使える」状態になりました。

その後、Flash自体の廃止が囁かれる中、「まあ、まだ大丈夫だろう」と安易に構えていました。
ところが2021年が始まってすぐ、各ブラウザで一斉にFlashがサポート終了。
案の定ユーザーさんから「動かない!」と連絡が入り、慌ててJavaScript版を1ヶ月ほどで突貫作成したのを覚えています。

そして今回の「工工四エディター v3」。きっかけはAIでの開発を知ったことでした。
ChatGPTが出た時も大きな衝撃を受けましたが、さらに「AIエージェント型」の時代になり
特にClaude Codeがすごいという噂を聞いて少し触ってみました。
ただ、普段VS Codeで開発している自分にとって、CLI(コマンドライン)での開発はどうにもしっくりこず……
(単に自分の技術レベルが追いついていないだけですが)。
そんな中、2026年3月にAntigravityの存在を知りました。
ベースがVS Codeなので違和感なくすんなり入ることができたんです。
正直、還暦を迎える年齢になり、開発への意欲もだんだん湧かなくなっていました。
でも、このAI開発の威力は本当に衝撃的でした。「技術的に難しくてやりたくてもできなかったこと」を
AIに頼めば形にしてくれる。それだけで、もう一度ものづくりへの情熱に火がつくには十分でした。
こうして、今まで諦めていた機能も含めて「工工四エディター」と「工工四ひろば」の全面リニューアルに着手し、1ヶ月半ほどで完成させることができました。
